クラウドワークスを利用していると、「タスク案件」や「プロジェクト案件」のように、案件に種類があることに気付きます。
webライターを始めたばかりの初心者・未経験者にとって、いきなり知らない言葉が出てきたらそれだけで不安になりますよね。
この記事を読めば、
- 「タスク案件」と「プロジェクト案件」の違いって何?
- それぞれのメリット・デメリットは?
- 結局、自分はどっちの案件をやればいいの?
といった悩みが解決します。
それでは見ていきましょう!
そもそも、クラウドワークスとは?
フリーランスや副業でクラウドソーシングを利用している方は増加傾向にあり、中でも最大手の「クラウドワークス」は、会員200万人誇る日本最大のクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスは仕事を発注したい「クライアント」と、仕事を引き受けたい「ワーカー」が、ネット上に作られたサイトを通して契約を結び、業務を行う場です。
仕事のマッチングアプリに近い感覚ですね。
クライアントが発注している仕事を「案件」と呼んでおり、クラウドワークスを利用する過程で、
- タスク案件
- プロジェクト案件(固定報酬制)
- プロジェクト案件(時間報酬制)
- コンペ案件
といった分類がなされます。
初心者が取り掛かりやすいのは「タスク案件」と「プロジェクト案件」の2つで、今回はこの2つを徹底解説していきます。
タスク案件とは?
タスク案件とは、クライアントと契約を結ばず制作物を納品する案件のことを言います。
クライアントと契約を結ばないので、納品までの打ち合わせは一切ありません。(質問することはできます)
納品した制作物は、クライアントの承認・非承認によって処理され、承認された場合のみワーカーに報酬が発生します。
プロジェクト案件とは?
プロジェクト案件とは、クライアントと契約を結び制作物を納品する案件のことを言います。
クライアントと契約を結ぶので、
- そもそも契約するかどうかの相談
- 契約が決まった後の、さらに具体的な相談
- 納品した作品の検収・差戻し
等が発生します。
納品した制作物をクライアントが承認した時点で、ワーカーに報酬が発生します。
非承認の場合でも、契約後に仮払いが行われるので、いくらかはワーカーに入ります。
【解決】タスク案件とプロジェクト案件の違い
違いは3つあり、
- クライアントと契約するかしないかが違う
- 報酬をもらう過程が違う
- プロフィールに表示される実績が違う
となります。それぞれ見ていきましょう。
クライアントと契約するかしないかが違う
タスク案件はクライアントとの契約なしで取り組みます。対して、プロジェクト案件はクライアントとの契約が必ず発生します。
契約がない分タスク案件の方が気軽に取り組めますが、報酬額が大きく重要な案件になるほどプロジェクト案件になります。
プロジェクト案件は何度も打ち合わせしながら制作物を納品するので、タスク案件に比べて手間はかかりますが、質の良い制作物を創りあげることができます。
報酬をもらう過程が違う
タスク案件はクライアントの承認・非承認ですべてが決まります。
途中でメッセージのやり取りが発生しないため、タスク案件は一発勝負です。
プロジェクト案件は契約を結んだあと、まずクライアントが仮払いを行います。その後、意見をすり合わせて制作物を納品し、承認されます。
承認されれば全額報酬が支払われます。
もし制作物が失敗しても、納期までならやり直せるのがプロジェクト案件です。
【重要】プロフィールに表示される実績が違う
実績とは、プロフィール上の
- 評価
- 受注実績
- プロジェクト完了率
という項目のことです。
プロジェクト案件を終えると、ワーカーとクライアントがお互いを評価しあいます。
その評価が上記3項目の数字となって、実績として積みあがっていきます。
対して、「タスク案件」をこなすと
- タスク作業承認率
の1項目だけ、数字が変化します。
プロジェクト案件で評価される3項目は全く変化ないので、長期的にクラウドワークスで稼ぎたいなら、次の仕事をもらいやすくなる「プロジェクト案件」をこなすのがおススメです。
クライアントは実績ある人を選びたいですからね。
タスク案件とプロジェクト案件のメリット・デメリット
タスク案件のメリット
タスク案件はクライアントとの契約が発生しないため、こなせそうな案件があればすぐに取り掛かり納品することができます。
クライアントは納品されたら承認・非承認の判定を行いますが、早いクライアントならすぐに結果を教えてくれるので、モチベーションが維持しやすいです。
また文字数が極端に低いものも多く、育児家事のスキマ時間でやりたい人にもオススメです。
タスク案件は早い者勝ちなので、中堅、ベテランと競う必要がなく初心者におススメです。
タスク案件のデメリット
タスク案件は低価格・大量募集ができます。
そのせいで文字単価0.1円を切るような格安の案件が多数存在し、ワーカーにとって全然稼げない案件となっています。
またプロフィールに実績もつかないため、タスク案件以外に応募しても仕事がもらいにくいので、ワーカーとしてのキャリアが積めません。
さらに、タスク案件は単発の案件であり、クライアントとの打ち合わせができないので、次の案件を一から探さなければなりません。
加えて、文字単価や記事単価の値上げ交渉が行えません。
プロジェクト案件のメリット
プロジェクト案件は契約を結んで仕事をするため、クライアントの指示を聞いたり、不明点を相談しあいながら作業を進めることができます。
また、プロジェクト案件をこなすことでプロフィールの実績も増え、次の仕事をもらいやすくなります。
さらに、一度契約したクライアントから継続して仕事をもらえる可能性があり、そのまま値上げ交渉もできたりするので、キャリアが積みやすくなります。
プロジェクト案件のデメリット
タスク案件と違い早い者勝ちではないので、他の応募者と比較された上で契約を結ぶかどうかをクライアントに判断されます。
また契約の前後で仕事の進め方や内容を打ち合わせするので、報酬をもらうまでに時間がかかります。
初心者にとって仕事をもらうまでの壁が高くなります。
【結論】「タスク案件」と「プロジェクト案件」どっちの案件をやればいいの?
「タスク案件」は、
- 育児家事のスキマ時間でやりたい
- 1日200円くらい稼げれば十分
- 報酬をもらう流れをつかみたい
- お試しでクラウドワークスはじめました
と言う人がやりましょう。
「プロジェクト案件」は、
- しっかり相談して仕事がしたい
- 副業・本業として万単位を稼ぎたい
- キャリアアップしたい
と言う人におススメです。
【疑問】「どうせ納品するのは一緒なんだし、全部プロジェクト案件でよくない?」
タスク案件もプロジェクト案件も、お題に対して制作物を納品し報酬をもらうという大まかな流れは一緒です。
- 契約するしない
- 実績が付くつかない
- 相談できる出来ない
と言う明確な違いを解説しましたが、まだしっくりこない人に向けてさらに解説します。
実は、ワーカーではなく、仕事を発注するクライアントの視点で見ると、タスク案件とプロジェクト案件は非常に使い勝手が良いのです。
例えば、
「いやー、質はたいして気にしないんだけど、100件くらい一気に制作物が欲しいなー」
というクライアントがいたとしましょう。
100件に対して100人それぞれ別に募集をかけたら、打ち合わせだけで忙しすぎます。やってられません。
そんなときタスク案件で一発募集をかければ、クライアントは納品された制作物に目を通して、「承認・非承認」のボタンをどちらかクリックするだけで終わります。
安く・早く・大量に、そこそこの制作物を集めたいとき、大活躍するのがタスク案件なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
タスク案件とプロジェクト案件の違いが分かって頂ければ幸いです。
長くクラウドワークスをやるならプロジェクト案件は必須ですので、ご自身がどこまで仕事に関わりたいかで判断しましょう。
精読、ありがとうございました。